10年前の3.11からの決死の決断
10年前の私たちは、
結婚15年目に誕生してくれた、なっぱ(長女)のお宮参りでした。
初めての出産から約1ヶ月後。
ようやく外に出れるようになった矢先、
日本中が一気に変わりました。
社労士として開業し、
コーチングアカデミーや、
当時は、幼児知育教室も運営していました。
春の入校生の問い合わせもまったく動かず、
そこから一気に決断しました。
かなりの額の内装費用を払って引っ越ししてから、
1年後くらいの教室と事務所を手放すことを決意し、
すぐ移転先を探しました。
住んでいた場所も家賃が払えないことを想定して、
私の実家に居候させてもらうことをお願いしました。
さらには、
開業当初から一緒に頑張って働いてくれた弟に、
退職してもらうこともお願いしました。
弟は結婚もして、
子どももまだ生まれたばかりの5ヶ月だったので、
本当に苦しい選択でした。
うちは生後1ヶ月の赤ちゃんがいたけれど、
やってきたことを存続するための決断の日々。
でも、確かわずか1週間くらいでした。
そのあとは、教室・事務所の移転先探し、
「教室・事務所」と「自宅」の引っ越し、
引越しに伴う移転の手続きやお知らせ。
5月には、
例年と同じように、
コーチングアカデミーの新年度をスタートさせました。
・・・ってことをすっかり忘れてました(^^;;
大変だったとは思うし、
こうやって思い出すと、胸が苦しくなるけれど、
今もまた大変な中で、すっかり忘れてました。
私たち、乗り越えてきました。
あの時、お宮参りの後に写真屋さんに行って、
大泣きが止まらず、撮影を断念した長女なっぱも、
先月10歳になり、すっかりお姉ちゃんです⭐︎
今も大変だし、どうやら新年度もかなり厳しいですが、
こうやって生きていられることに感謝して、
強さと優しさを持った人間でありたいです。
生かさせてもらっていることに、感謝です。
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